陶工房 雪彩のブログ

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新しく窯(DUB-05)を買いました。

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窯を新しく購入しました。

日本電産シンポのDUB-05。

本当のことを言えば、DUB-10とか、少なくともDUB-07が欲しかった。

でも、工房がマンションの普通の一室に間借りしている形なので、DUB-05が限界の大きさだった。

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マンションに工房がある関係で、もはや還元焼成は諦めるしかない。

無理をすれば、なんとかなるかもしれないが、僕は心配性なので諦めた。

そもそも今の環境で窯を置けるだけでも、ラッキーだと思うしかない。

それよりも問題は電力だ。

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マンションの電力は、ブレーカーを確認すると、

200V50Aの表記がある。

契約は7KvAだ。

マンションの管理事務所に200Vの電化製品を使いたいのだが増量はできるかと相談すると、東京電力に聞いてくれと言う答え。

東京電力に電話で問い合わせると、マンションの管理室に各戸の割り当てアンペアが決まっていると思うので、そちらに相談してくれと言う。

どちらも火災などの問題が起これば責任問題になるので、いい加減なことを言えないのだろうけど、それではこちらが困る。。。

結果的には、ブレーカーに表記の200Vで50A(アンペア)が、割り当てのアンペアで、契約の7KvAはこの部屋で東京電力と契約できる限界の契約のようだ。

(実際には東京電力との契約はもっと増やせるようだが、現状の状態での契約の上限はこれがいっぱいのようだ。)

これは、電気屋さんに来てもらって確認したことで、もっとちゃんと説明を受けたのだが、難しいのと凄い文章が長くなるので端折らせてもらう。

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いちばん大事なことは、「わかっている電気屋さんに確認してもらうこと」だ。

僕がお願いした電気屋さんは、陶芸用の電気窯の電気工事に慣れているし、歯医者が使うセラミック電気窯の工事もよく受けるとのことであった。

以前相談したことのある電気屋さんは、電気窯の電気工事をしたことがないらしく、なんだか不安な答えが返ってくるので、こちらが心配になった。

お願いした電気屋さんからはDUB-07でも使うことができる、ということだったが、エアコンなどの日常生活で使う電化製品に制限が出てくるかもしれないとのこと。

焼成中に何もできないというわけではないけど、途中でブレーカーが落ちるようなことは避けたい。

悩んだ挙句、DUB-05にした。

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以外なところに問題が。

もともと、日本電産シンポのDMT-01を使っていたので、同じコントローラーを使う、シンポの電気窯が候補だったのだが、電力以外に問題があった。

それは、「搬入できるのか?」と言うことだ。

カタログ上のスペックを確認すると、810mmが必要。

駐車場から、部屋まで搬入経路を確認する。

エレベーターの扉の幅が770mmしかない。

駐車場からの通用口の幅がさらに狭い。。。

通用口を使わない搬入路は階段があるので搬入は無理だ。

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他社の電気窯の中にはバラバラにして搬入できるものもあるので、そちらも検討したのだが、レンガが剥き出しの窯だったりする。工房といっても、ごく普通のマンションの一室に設置するのにカバーはあった方がいい。

なんとか搬入できないか、いつもお世話になっている彩里陶材さんに相談する。

 

www.tougeisairi.com

 

たまたま、東京の方で納品があるので、伺って確認するとのこと。

(もちろんこの段階で、搬入できれば購入するということは伝えてある。)

スケジュールを確認して、DUB系のサイズに合わせたボードを持参して来てくださった。

さっそくボードを使いながら、搬入ができるかテストしていく。

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搬入については、マンションだけでなく、戸建住宅などでも問題になるらしく、確認に慣れているらしい。

DUB系はサイドに上蓋用のダンパーがついていたり、取ってなどの付属品があるので、場合によってはそれらを全て外して搬入するそうだ。

カバーも外すことができるらしいのだが、キャスターのついた土台がカバーの外周と同じ大きさなので、あまり意味はないとのこと。

結果はなんとか大丈夫でしょうということだった。

それではと、購入となった。

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窯はすぐに届いた。

スケジュールを合わせておいて、電気屋さんに来てもらいすぐに配線工事をしてもらう。

DUB-05の結線工事のほか、DMT-01がコンセントから遠くなってしまうので、電力の安定した配電盤から直に繋いだコンセントを増設工事をしてもらう。

(DMT-01は100Vの電気窯ですが、安定しているコンセントから電気を取らないと、焼成が不安定になったり、エラーが出たりするそうです。)

もちろん、DMT-01とDUB-05を同時に焼成することはないが、2台あることによって、冷却を待たないで素焼きや本焼成をできるのはとても便利です。またプログラム焼成はDMT-01で作った自分のオリジナルなものをそのままDUB-05で使えるので、そういう点でも便利。オルトンコーンで確認したところ、少しだけDUB-05の方が熱カロリーが低いようなので、ねらし時間を伸ばして対応していますが、誤差の範囲といってもおかしくない違いです。

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DMT-01で少量のテストピースと試作の作品を本焼成。本焼成が終了したので冷却中にDUB-05の試運転をはじめたところ。

大きな窯で一度に大量に焼成できないのは辛いところだが、回転を上げることによって生産効率を上げるしかない。。。

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床は念のためコンパネを敷いて窯を置いている。

はじめは、こんなんで熱的に大丈夫かと思って心配したが、まったく問題ない。

こういうところは、酸化焼成に絞った電気窯はとても便利だ。