陶工房 雪彩のブログ

作陶のこと、イベントのお知らせなどを投稿しています。

青銅色と白の釉薬。

自作の釉薬を作るは本当に難しい。

たくさんの本に載っている調合を試して、その数に等しいくらいの失敗が続く。

単純に載っている調合を試すだけでなく、長石やシリカやアルミナ分の増減で良くなるかもしれないという期待のもとにさらにテストを繰り返す。

添加する酸化金属も様々な種類を試して、量を調整する。

そう考えると、釉薬の調合は果てしない作業の繰り返しで、気の遠くなるようなものでしかない。

それに、「これが正解」といったものがない。

誰かが答えを用意しているわけではなくて、自分が決めなくてはならない。

だから、自分の中の感性が正しいのか、ある意味、不安を打ち消すために膨大な量のテストを繰り返すのかもしれない。

 

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器を窯から取り出して、嬉しいという気持ちよりも、安堵を覚えた。

この釉薬でやってみよう。

食器としての器を作ったのだけど、近くの花を活けてみた。

 

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同じ基礎釉で、違う酸化金属を添加してみる。

何を入れるか、どのくらい入れるか。

何度もテストしてきたから、不思議なくらいすぐに思いついた。

2回のテストで思うような釉薬ができて、あの苦労は無駄ではなかったことを知った。

 

大根おろしの色っていうとね、もっとカッコいい表現はないかと思ったけど、そんな感じ。